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喫煙者と免疫力の関係

タバコを吸うと身体に悪いとよく云われます。タバコの何が身体に良くないのでしょうか?タバコに含まる有害物質の代表は、ニコチン、タール、一酸化炭素です。これらの有害物質が人体に入ると免疫機能が働き有害物質から身体を守ろうとします。しかし、喫煙者のように、毎日タバコによる有害物質を身体の中に摂り込んでいる状態だと、免疫機能本来の役割である細菌やウィルスから人体を守る為にも、免疫機能を使わなければならず免疫力が分散されてしまいます。さらに、喫煙者は、免疫機能に重要な役割をするビタミンCをタバコの有害物質で大量に消費してしまい、コレが免疫力低下に繋がります。

タバコの三大有害物資

ニコチン

タバコの葉に含まれる主成分です。即効性の非常に強い神経毒性を有し。ニコチン自体に発癌性はないようですが?代謝物であるニトロソアミンに発癌性があるとされています。中毒性も強くニコチン(タバコ2,3本)を食べると死に至る危険性もあります。

タール

タールは、タバコのフィルターや喫煙者の葉を茶色にするヤニの事です。石油から出来るコールタールと同様の複合混合物であり、発がん性が指摘されております。

一酸化炭素

一酸化炭素は、植物が燃える際に発生する気体です。タバコの葉が燃えるときに発生する一酸化炭素が、心臓疾患のリスクを高めると言われております。

美容と免疫力の関係

免疫のめんは『まぬがれる』、疫は『疫病』のえき『流行り病』から来ております。本来、免疫とは流行り病の原因であるウィルスや細菌などの異物から私たちの身体を守る為に機能しております。これらの異物を抗原といいます。これらの異物(抗原)が体内に侵入すると、身体を守る為にタンパク質が作られます。このたんぱく質を抗体といいます。

免疫とアレルギー

上で紹介した、抗体が異物である抗原を排除する訳ですが、この抗体が異物でないものにも反応したり、異物に過剰に反応したりするのがアレルギー反応です。このアレルギー反応で起こる皮膚炎の代表がアトピー性皮膚炎です。

免疫力低下とお肌の関係

異物に対して抗体の反応がエラーを起こしてしまうのがアレルギーですが、喫煙などにより免疫力が低下していると、この抗体エラーが起こりやすい状態になります。アトピー性皮膚炎を悪化させたり、肌荒れに繋がってしまう可能性が高くなります。

喫煙が美容に与える影響

喫煙とお肌の関係

上記で紹介した、タバコの三大有害物質である一酸化炭素は、血中でヘモグロビンと結合して酸素が身体を巡るのを妨げます。また、ニコチンは毛細血管を収縮し血行が悪くなります。さらに、ビタミンCを大量に消費してしまう為に、皮膚は栄養や酸素が不足した状態になり、お肌の色やツヤが悪くなってしまうのです。

喫煙と女性ホルモン

喫煙により免疫力低下と血行が悪くなることは上で説明しました。免疫力低下と血行が悪くなることは、お肌に悪影響を及ぼすだけでなく、女性にとって大事な卵巣機能の低下に繋がります。喫煙はエストロゲン(女性ホルモン)の働きを低下させ月経不順や閉経を速めてしまう可能性もあります。美容にとって喫煙は大敵のようです。

免疫力とアンチエイジング

免疫バランスと加齢の関係

免疫力低下や抗体のエラーがビューティ&ヘルスに悪影響を及ぼす事は紹介しました。この免疫力低下や免疫バランスの乱れ(抗体エラー)は、加齢と深く関わっております。免疫力は、リンパ球が司っており、リンパ球は加齢とともに減少していきます。20代になるとリンパ球の減少は始まり、50代まで緩やかに減少します。50代で一旦横ばいになり、60代になるとリンパ球の減少は加速します。高齢者は免疫力が低下して免疫バランスも崩れやすくなり、感染症や病気にかかり易くなります。

免疫系とホルモン

ホルモンには色々ありますが、甲状腺ホルモンのように老化によって減少しないホルモンもあります。しかし、大半のホルモン分泌は老化により減少していきます。特に美容に深く関わるエストロゲン(女性ホルモン)、プロゲステロン(黄体ホルモン)などは、加齢により減少します。このようにホルモン分泌は、免疫機能や老化に深い影響を与えており、ホルモン&免疫バランスの乱れは、加齢を加速させる可能性があります。

免疫力とストレス

神経系と免疫系の繋がりは、私たちも身近に感じているのではないのでしょうか?緊張していると胃痛や下痢になってしまったり、落ち込んでいると病気が治りにくかったりするのがそれです。精神的ストレスはアトピーや喘息を悪化させるという臨床データもあります。

喫煙とストレス

上で説明したように、ストレスは免疫系と深い関係にあります。ストレスとはストレッサー(ストレス原因)による防衛機能であるストレス反応とペアになっている訳ですが、喫煙はストレッサーにもストレス反応にもなります。イライラするとタバコを吸うのがそれで、イライラ(ストレス原因)を喫煙で解消(ストレス反応)。しかし、体内の免疫機能から考えると、喫煙はストレッサー(ストレス原因)になってしまっているのです。

免疫とアンチエイジング

このように加齢は、免疫力低下と免疫バランスの乱れに深く関わっています。さらにストレスと免疫力の関係も重要です。この免疫力低下には個人差があります。精神的に若いと見た目も若くなると云われるように、免疫力低下に繋がる喫煙は避け、ストレスを溜めない生活がアンチエイジングに繋がります。

喫煙者の免疫力低下で起こる人体への影響

 

タバコの有害性は上記で紹介してきまた。タバコは血管を過剰に収縮させますので、動脈硬化や脳卒中などの血管系疾患のリスクが高まります。タバコを吸うことにより、一酸化炭素が身体の中に侵入します。通常、血液中のヘモグロビンは酸素と結合して全身に酸素を運ぶ働きをしています。一酸化炭素は酸素と比べて200倍もヘモグロビンと結合しやすい為、酸素が身体全体に運ばれ難くなってしまいます。そのため、身体の中は慢性的な酸欠状態が起こります。酸素が足りないと、栄養分が全身に行き渡らなくなり、老廃物を排出する力も衰えてしまいます。こうして、免疫力が低下していくのです。

喫煙による免疫力低下で起こる疾患

肺がん&肺気腫

タバコといったら、直ぐに思い浮かぶのが肺がんかもしれません?近年の研究によれば、喫煙が直接肺がんの原因になっているる訳ではないという研究結果もあります。しかし、喫煙者と非喫煙者を比べれば、少なからず肺がんリスクは増す訳で、喫煙による免疫力低下が肺気腫などの肺病リスクを高めているのは事実です。

脳卒中・心筋梗塞

タバコの煙に含まれるニコチンは、中枢神経にはたらきかけて血管の収縮、血圧の上昇、心拍数の増加をもたらします。さらに、一酸化炭素は、血液中の酸素の運搬を妨げます。こうして血管が詰まりやすくなり、動脈硬化が促進されて、脳卒中や心筋梗塞の原因となります。

喘息

タバコがアレルギー疾患の発症にも関与していることは上で触れました。とくに、タバコが喘息を誘発し、悪化させることはよく知られています。喘息は、免疫力が低下して気道が炎症を起こしている状態です。さらに、タバコの煙にアレルギー反応を起こす訳です。なので、タバコを吸えば気道の炎症はさらに悪化し慢性化します。悪化すると日常生活に支障をきたす場合もあります。しかも、喫煙者本人だけでなく受動喫煙者の喘息症状も悪化させます。喘息のお子さんの前での喫煙は厳禁です。

まとめ

いかがでしたか?喫煙は免疫力低下に繋がり百害あって一利なしかもしれません?ストレス(イライラ)解消に喫煙されているかたもいる筈ですが、そのイライラ自体がニコチンの中毒性から来ているイライラかもしれません。喫煙がストレス解消に繋がっても、身体に対してはストレッサー(ストレス原因)になっていますので、喫煙はビューティ&ヘルス双方にマイナス面が大きいようです。